クルマのブログ

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【カーセンサーを使い倒す】中古車を査定してもらう|一括査定

査定

中古車の値段はだいたい決まっている?

中古車の値段は、だいたい決まっています。

 

値段の指標となる基準となるようなものが、実は存在しています。

 

有限会社オートガイドが発行している『オートガイド自動車価格月報』(通称:レッドブック)という本があります。

 

この本には、流通取引される自動車の平均取引価格が記載されていて、この本を参考にすると車種別の買取価格がわかるようになっています。

 

レッドブックは基本的に自動車業者、損害保険会社、法律家などに向けて販売されています)

 

実際、私が働いていた自動車会社でも、中古車の値段を決めるときにはこのレッドブックの数字を基礎にしていました。

 

なぜ車種・年式・走行距離と言われるのか?

中古車は、車種年式走行距離、と言われます。

 

この要素は、車の人気度、車の古さ、車の傷み具合を大まかに知るためのものです。

 

つまり、車の状態は、この情報を知ることでかなりわかる、ということなのです。

 

結局は中古市場の需給バランスに影響される

なお、値段については、最終的には中古市場の需給バランスにかかってきます。

 

欲しい人が多いのに車の数が少ないのなら、人気車だけど数が限られているので、値段は上がります。

 

欲しい人が少なくて車の数が多いのなら、不人気車がいっぱいある状態なので、値段は下がります。

 

この動向は変化していきますので、中古車は売ろうとするタイミングも大事な要素です。

 

車種(車自体の人気)

車種とは、車自体の人気を知るために大事なことです。

年式(会計上の残価率の問題)

年式とは、車の古さを知るためですが、これは会計上の残価率ということも影響してきます。

 

なんと、会計上では、普通車は6年、軽自動車は4年です。

 

6年ないし4年で残価率は10パーセントにまで下がります。

 

実際に車が6年程度で乗れなくなることはありませんが、これは総務省が税制上の必要のために発表している公式の数字であり、制度上の決まりとなっています。

 

この残価率がベースラインであり、そこにその車の人気度や傷み具合といった要素が加味されて値段が決まっている、ということになります。

 

車を新車で買っても売ろうとすると値段がすぐに落ちているのは、こうしたことが影響しています。

 

走行距離(車の傷み具合の目安)

車がどの程度傷んでいるかは、完全には分かりません。

 

実際に知ろうと思っても、例えば燃料パイプが内側から傷んでいる、ということは判別するのが難しいですし、車には劣化しそうなゴムやプラスチック部品が数多く使われていて、外見上傷んでいなくても不具合が潜んでいる、なんてこともまったくないことではありません。

 

ただ、大雑把に傷み具合を知るには、やはり走行距離を知ることで判断できる部分が大きい、というのが現実です。

 

1万キロ走った車と、20万キロ走った車なら、やはり1万キロ走った車の方が傷んでいないのは当たり前です。

 

車は鉄などの金属でできていますが、鉄は必ず錆びるもので、駆動部分については必ず磨耗するものです。

 

エンジンだって傷みます。

 

ピストンが往復運動を繰り返すうちに、シリンダーが磨耗することによって必ずガスが密閉されなくなっていきます。

 

そうしたことは、分解すればわかるかもしれませんが、実際にそれを行うのはかなりの苦労が伴います(それに、分解しても工場出荷時のように完全に元には戻りません)

 

走行距離を指標にして車の傷み具合を推測する、というのがやはり理にかなった方法だと言えます。

 

それでも高く買ってもらうコツ

値段の落ちない車に乗る

人気が落ちない車に乗れば、中古で売るときも高く買い取ってもらえます。

 

これは、中古市場の人気に左右されます。

 

年式が新しいうちに売却する

また、傷まないうちに売るというのも高く買ってもらうコツです。

 

もちろん、せっかく買った車なので、すぐに売るのはもったいないということにもなりますが、必要なくなった等の事情があった場合、売却を検討するようだったらなるべく早めに売却した方が市場の評価は高くなります。

 

メンテナンスして傷まないように乗る

車そのものが傷んでいたら、値段は落ちます。

 

きちんと手入れしていれば、それだけ外観も綺麗ですし、車内も綺麗、エンジンもきちんとオイル交換していれば、今後故障する確率も下がります。

 

程度が良いものを欲しい、という欲求は当然なことなので、やはり市場の評価が上がることに繋がります。

 

(売却する前に徹底的に自分で車を綺麗に掃除してあげれば、買取価格が上がる場合もあります)

 

できるだけ高く買ってくれるところを探す

中古車を買う側を選ぶ、ということも、ポイントです。

 

買い取る側とすれば、できるだけ安く買って高く他の人に売れば利益になります。

 

場所によって、人によって、買取価格は確実に違います。

 

中古車の価格はある程度の基準がありますが、それでも最後は人が値段を決めるものなので、値段にばらつきが必ず出るのです。

 

できるだけ高く買ってくれるところに車を売った方が、高く売却できます。

 

だから一括査定

中古車を高く売るには、一括査定を利用するのが効果的です。

 

車の車種、年式、走行距離を入力するだけで、高く買い取ってくれそうなところがリストで表示されます。

 

一括査定

 

実際、私が車を務めていた会社に売却したときも、あとで一括査定にかけてみたら、10パーセント近く高い値段で買い取ってくれる店がありました。

 

一般の人がレッドブックを手に入れることも可能ですが、手軽におおよその値段を知るために一括査定を利用するのは、時間も手間も節約できるのでメリットがあります。

 

もし中古車を売ろうか迷っていたら、試しにカーセンサーの一括査定を利用してみてください。

 

カーセンサー.net