クルマのブログ

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自動車税はどれくらいかかる? 税制編

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  13年、15年乗った時の自動車税軽自動車税がトータルでいくらになるかを考えます 今回は制度編として、税制の仕組みからみていきます    

軽自動車(自家用乗用)を購入した場合

  課税されるのは購入年度の翌年度から 軽自動車税 年額10800円 電気自動車等の次世代車なら75%減税 年額2700円 2015年度基準+35%達成なら50%減税 年額5400円 2015年度基準+15%達成なら25%減税 年額8100円  

旧税率

平成27年4月1日以後に新規取得した場合から、自家用乗用は税額が1.5倍になりました それ以前に新規取得した場合は、旧税率のままです   旧税率 軽自動車税 年額7200円   なので、2015年の3月31日までに新車を買った人で今もその車を乗り続けている人は、軽自動車税が現行より3分の1低いです  

注意

平成27年からの税制見直しに併せ、グリーン化特例の制度が設けられました   なお、グリーン化特例はあくまで「特例」です 期限が設けられていて、制度がちょくちょく変わります   注意した方がいいです   ちなみに、   2021年4月から2023年3月までの間に軽自動車を購入した場合、グリーン化特例は電気自動車等の次世代車にだけ適用(75%減税)されることが決まっています   つまり、この期間に購入した場合、25%と50%の減税区分は廃止されていますので注意してください  

適用条件

グリーン化特例は新車のみ、しかも登録した年度の翌年分の1回だけ   車検時に支払う自動車重量税の減税(エコカー減税)は新車登録と最初の車検時のみ 毎年の税金である軽自動車税の減税(グリーン化特例)は新車にしか適用されず、1回のみです    

重課税

新規登録から13年後は?

登録から13年経過すると、軽自動車税は20パーセント上がります 年額10800円 → 12900円に増税   なので、グリーン化特例は初回1回のみ、13年経過すると20%重課税される、ということです   ごちゃごちゃしてきましたね…   基本の軽自動車税は10800円です。新車の場合は翌年の1回分だけに限り軽自動車税がグリーン化特例で安くなる、その次からはどんな車でも再び10800円、ということになります    

課税のタイミング

軽自動車の場合、4月1日時点での所有者に税金がかかります   なので、4月2日に登録した車は、その年に軽自動車税はかかりません 逆に、4月1日以前に登録すると、その年の軽自動車税がかかります   つまり、4月1日に登録した車は、その年の軽自動車税がかかることになります   軽自動車の場合、3月から4月に購入する場合は、購入日をずらすだけで、軽自動車税を支払わなくても良くなってしまう、ということです   4月2日から購入した方がお得ですね  

普通車の場合

普通車にかかる自動車税は、自動車の排気量ごとに違います 2019年10月から制度改正され、自動車税は引き下げられました    

自動車税 自家用乗用の場合(2019年10月〜)

1リットル以下 25,000円 1リットル超~1.5リットル以下 30,500円 1.5リットル超~2.0リットル以下 36,000円 2.0リットル超~2.5リットル以下 43,500円 2.5リットル超~3.0リットル以下 50,000円 3.0リットル超~3.5リットル以下 57,000円 3.5リットル超~4.0リットル以下 65,500円 4.0リットル超~4.5リットル以下 75,500円 4.5リットル超~6.0リットル以下 87,000円 6.0リットル超 110,000円   軽自動車とは違い、旧税率という考え方はありません    

グリーン化特例

新車登録の翌年度分について優遇 電気自動車など次世代自動車 75%減税 2020年度基準+30%達成 75%減税 2020年度基準+10%達成 50%減税 軽自動車とは少し税率が違いますね   ※次世代車とは 電気自動車、燃料電池自動車天然ガス自動車(平成21年排出ガス規制NOx10%以上低減又は平成30年排出ガス規制適合)プラグインハイブリッド自動車、クリーンディーゼル乗用車(平成21年排出ガス規制適合又は平成30年排出ガス規制適合)   ハイブリッド車はここでいう次世代車扱いではありませんが、プリウスは次世代車と同じ75%減税の対象です(メーカーHPより)   制度改正により、2021年からプリウスはグリーン化特例を受けられないことになります  

 課税のタイミング

普通車の場合、自動車税は月割りで課税されます 廃車すれば、自動車税は月割りで還付されます   なので、   節税したい場合、乗らなくなったらすぐ手放すしかありません  

適用条件

自動車税に関係するグリーン化特例の適用条件は、軽自動車と同じです (自動車重量税に関係するエコカー減税も同様)    

重課税

ガソリン車、LPG車 : 13年超で15%重課 ディーゼル車    : 11年超で15%重課   軽自動車より重課の割合は5%低くなっています また、ディーゼル車は11年超で重課されますので注意してください   実際の額がどうなのかは、税金はどれくらいかかる?計算編に続きます  

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